●研究をサポート!美津野商事!

研究室レポート、今回お話をお伺いしましたのは河内清彦(カワウチ キヨヒコ)先生です。以下、ご紹介いたします。

筑波大学 人間総合科学研究科教授
     特別支援教育研究センター長
     理療科教員養成施設長
「実践なくして、研究なし。研究なくして、実践なし。」

あらゆる障害分野の中でも視覚障害心理学を専門とされている先生で、視覚障害者として国立大学の教授になられた数少ないお一人です。
 
Q 1. 現在取り組んでいるのはどのような研究ですか?

A. 「障害のある人とない人が共に社会でどのように生きていくか」というのが一つのテーマです。
つまり共生社会を目指し、理解しあう相互関係を築いていくにはどのように現状を把握・理解し、対人的バリアーを取り除くためにはどのようなアクションや考え方が必要なのか、ということについて研究しています。
また、指導している大学院生の中には、中途失明者のリハビリ研究や点訳ボランティアに関する研究を行っている者もおります。

Q 2. 具体的な研究方法を教えていただけますか?

A. 質問紙を用いた社会調査法研究です。
具体的には、
①健常者が障害者をどう見ているか(障害者観)
②健常者が障害者とどう接することができると認知しているか
(Self-efficacy※1
③障害者が自分の障害をどう説明するのがよいのか
(障害開示;Disability-disclosure)
④接触経験とボランティア活動がどういう関係にあるか
などを調査・観察し、集めたデータを統計ソフトによって分析し、双方の行動パターンを明らかにして、推測できるようにします。
※1Self-efficacy(セルフ・エフィカシー、自己効力感):何らかの行動をきちんと遂行できるかどうかという予期のこと。ここでは障害者とどう付き合うことができるかの認知的予期。ここでは、例えば『一緒に食事をする』という行動について『できるだろう』という予期すること。

Q 3. 研究成果についてお話いただけますか?

A. 一例ですが、障害者との交流場面においては、女性の方が男性よりも表面的な(一般的な)接触においては積極的であり、より密な(深い)接触においては女性より男性の方が積極的に関わってくれる人が多いことが分かっています。また、接触経験は障害イメージに良い影響を与えることが多いですが、必ずしもそうであるとは言い切れないことも分かりました。このような研究成果は特別支援教育の現場において活かされます。

Q 4, 美津野商事に一言お願いします!

A. トレンディで質の高い商品情報の提供・多すぎず少なすぎない適当な量・ちょうどよいタイミングなど、購買に関する適切なアドバイスを心がけておられるようなので、その点は大変評価できるところです。また、ちょっとした相談事にもすぐに気軽に立ち寄っていただけるサポート体制が気に入っていているのでPC周りが苦手な私にとっては充実したアフターケアが大変助かっています。是非この姿勢を続けて欲しいと思います。

ありがとうございます!
河内先生の社会的ニーズの高い研究活動を、弊社なりにサポートさせていただくことによって貢献できるのは喜ばしい限りです。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。